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オンライン試験
(IBT方式)
オンライン試験 受験企業の取組み事例
自主保全士(資格)取得を通じた人財育成
- パナソニックインダストリー株式会社 メカトロニクス事業部 津山工場
津山工場
- 事業内容:電子部品の開発・製造
- 直近2年間の受験履歴
自主保全士オンライン試験 2023年度1級6名 2級10名(全員合格) / 2022年度1級14名
自主保全士検定試験 2023年度1級11名 2級2名 / 2022年度1級11名 2級5名
当社の取り組みについて
当社では、この2年、製造部門から毎年30人前後が自主保全士の資格取得にチャレンジしています。2022年からはオンライン試験と検定試験を併用することで、受験機会を確保し受験者の増加につなげています。
さらに自主保全士取得に向けたサポートを強化したことで、2023年度のオンライン試験では、1級・2級を合わせた16名の受験者全員が合格することができました。
資格取得に向けた支援
従来は、国家技能検定を含む資格取得において、合格者のみ受験手数料を会社が負担していました。また、資格取得は勤務時間外の自己研鑽の位置づけとしていました。
しかし約3年前から、従業員が確かな技能を身につけ、更にその技能を高めることで会社に貢献してもらいたいという思いのもと、資格取得の受験手数料を全額会社が負担し、学習時間も基本的に勤務時間内で行う体制を整えました。
資格取得を介した人財育成
当社では、資格取得は業務の一環として位置付けています。
そのため、通常業務を行いながら資格取得に向けた学習計画を自分自身で立案してもらい、その遂行も人財育成の一環としています。もちろん、スケジュール通りに進まない突発的な業務が発生することもありますが、上司や部門メンバーとコミュニケーションを取りながら解決する力を養ってもらっています。
オンライン試験で全員合格を実現できた取り組み(1)
入社後の研修から詳細な育成カリキュラムを設定しており、その中で「自主保全活動」が多く組み込まれています。そのため、自主保全士検定の学習にあたり「見たことがない」、「聞いたことがない」という内容はなく、これまでの研修や業務内で得た知識をそのまま活かせることが大きな要因です。また、社内で技能者育成研修も実施しており、そのプログラム内で自主保全士検定の試験内容を学習していることも成果につながったと考えます。
オンライン試験で全員合格を実現できた取り組み(2)
自主保全士検定受験前には、受験者全員に対して検定勉強会を実施しています。
講師役が受験者の勤務体系(通常勤務や交替シフト)に合わせて勉強会のプログラムを組み、全員が受講できるようにしています。
さらに早期から受験前勉強会を実施することで学習ポイントの理解を深め、また学習時間を確保し、各受験者が納得できるまで学習ができるようにしています。
受験前勉強会の様子
模擬検定実施の様子
自主保全士に合格した受験者の声
自主保全士を取得したことで、受験者からは以下のような声がありました。
~知識・視野・自信~
「設備の知識がついた」
「無意識に、正常・異常を気にするようなった」
「TPM用語が理解できた」
~意欲・自信~
「リーダーとして、意欲をもって取り組めている」
「検定合格後にリーダーを任され、自信をもって旗振りができている」
~効率・意識~
「設備総合効率向上や時間稼働率などを意識して、ロスの着眼点がわかったことで業務に活かすことができた」
「今まで気にしていなかった設備総合効率・不良・チョコ停などを意識するようになり、特にチョコ停をなくすには何をしたらよいのか考えて、仕事をするようになった」
当社はこれからも、自主保全士資格取得を通じた人財育成を継続し、社員一人ひとりの成長を支援して参ります。
※本記事は2024年9月掲載時の情報です