オンライン試験
(IBT方式)

オンライン試験 受験企業の取組み事例

自主保全活動の促進と「検定試験」、
「オンライン試験」を利用した受験機会の確保

  • 小名浜製錬株式会社 小名浜製錬所 TOP推進室

【担当者のアンケート】

自主保全士を利用されたきっかけは?

近隣の直島製錬所で、ステップ展開を1〜3ステップ繰返し活動した成果がでている実績をきっかけとして、当事業所でも2021年度からTOP(Total Onahama Profit)推進室を設立し、推進しています。

利用の目的は?

コストアップへの対策や稼働率の向上など、現場力向上を目的として、自主保全活動(小集団活動)が必要であると考え利用しています。

過去の利用実績は?

2021年度 検定試験のみ        合計 35名
2022年度 検定試験&オンライン試験 合計 103名
2023年度 検定試験&オンライン試験 合計 49名

2022年度より、検定試験とオンライン試験を併用しています。検定試験を実施する10月末の日程では、現場社員は非常に忙しいタイミングであるため、日程調整が可能であるオンライン試験を選択しています。 オンライン試験が実施されたことで、業務都合上受験できなかった社員へ展開することができました。

社内へどのように展開?

2022年度自主保全士検定試験2級を受験した新入社員の女性が成績優秀者に選ばれました。
表彰やそのコメント内容を社内報へ掲載し、今後受験する社員が参考にできるよう展開しています。

自主保全士の学習・受験を通じて、受験者に期待することは?

受験にあたって、学習したことを普段の仕事に生かしていき、自主保全の重要性や業務効率化の必要性を自らが感じてほしいです。

【受験者のアンケート】

お名前:浦山 隆宗 さん
所属部署・役職:熔錬課整備 実務員
経歴:2010年入社、2023年オンライン試験2級合格

どのような業務をされていますか?

炉の補修・修繕業務をしています。

受験のきっかけは?

自身のスキルアップのために受験しました。

受験に向けての学習スケジュールを教えてください。

日々子育て、仕事、家事、ペットの世話などで自由時間がほとんどない状況の中、受験の3か月前から毎日20分、参考書と過去問を使用しコツコツと勉強を進めていました。

学習内容で業務に役立つ/気づいた点を教えてください。

特に「自主保全の究極はメンテナンスフリーである」と参考書に記載されていた点が非常に印象的でした。設備を増やすことで点検やメンテナンスが増えてしまうのは、良かれと思っていたものの本末転倒であると実感できました。
また、試験内容は工場での業務に必要な共通知識が多く含まれていたため、勉強することで日々の仕事がスムーズに進行できることを実感しました。

学習・受験を通じて大変であった点を教えてください。

勉強のための時間や集中して勉強できる時間を確保することが難しかったです。

学習・受験した成果をどのように活かしていきたいですか?

後輩への指導において、自主保全の内容は非常に体系的かつ明確に言語化されているので、その用語を使用して的確に指導していきたいです。また、自分自身でも会社の保全業務を無駄なく、かつ安全に行うためにこの知識を活用していきたいです。

※本記事は2025年1月掲載時の情報です